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感染根管治療

感染根管治療とは、過去に神経を取った歯(または神経が壊死した歯)の根管内に細菌が繁殖し、根の先に炎症や病変(根尖病変)が生じた場合に行う治療です。川崎市の歯医者「サンライズ歯科クリニック」では、日本歯内療法学会専門医が歯科用CT・マイクロスコープを活用した精密な感染根管治療を提供しています。自覚症状がないまま進行するケースも多いため、歯茎の腫れや違和感を感じたらお早めにご相談ください。

目次

当院の感染根管治療における特徴

歯科用CTで根尖病変の状態を正確に把握

感染根管治療では、まず歯科用CT(モリタ ベラビューX800+)で根尖病変の範囲・根管の形態・周囲骨の破壊状況を三次元的に確認します。平面レントゲンでは把握しきれない情報(隠れた部分の神経の存在・歯根のヒビ・等)を事前に取得することで、治療方針の精度が高まります。特に根管の複雑な形態(湾曲・石灰化・分岐など)は事前把握が治療の成否に直結するため、CTによる診断を非常に重視しています。

マイクロスコープで根管内を精密に清掃

自費の感染根管治療では、マイクロスコープ(ライカM320 C12-D 4K、ヨシダ ネクストビジョン)を使用し、拡大視野で根管内の感染組織・古い根管充填材を確認しながら除去します。肉眼では視認できない部位の感染源を取り残すことなく処置できるため、治療の質が大きく向上します。

適切な洗浄薬剤による徹底した根管消毒

根管内の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム・オキシドール・EDTAを組み合わせて使用しています。それぞれの薬剤を適切な順序で使用することで、根管内の細菌・有機物・無機物を段階的に除去し、清潔な状態を作り出します。

ラバーダム防湿による再感染防止

自費治療ではラバーダム防湿を実施し、治療中に口腔内の細菌が根管に侵入しない環境を徹底します。感染根管治療において特に重要なのは「再感染させないこと」であり、防湿はその基本となる重要な工程です。

他院からの転院を積極的に受け入れ

「他院で根管治療を受けたが、腫れや痛みが取れない」「フィステル(歯茎の腫れ)が繰り返す」といったご相談を多くいただいています。当院では他院での治療歴があっても転院をお受けしており、CT診断をもとに改善できる可能性をご説明します。

感染根管治療とはどのような処置か

一度根管治療(抜髄)を行った歯でも、さまざまな要因で根管内に細菌が繁殖することがあります。この状態を「感染根管」といいます。細菌が繁殖すると根の先に炎症が生じ(根尖性歯周炎)、膿がたまったり(根尖膿瘍)、骨が溶けたりします。歯茎にフィステル(膿の出口であるニキビのような膨らみ)ができることもあります。

感染根管治療では、以前の根管充填材を除去した後、根管内を再度清掃・消毒し、清潔な状態になったら再度根管充填を行います。治療の目標は根管内の細菌を除去し、根尖の炎症を治癒させることです。初回の根管治療より難易度が高くなるため、精密な機器と技術が求められます。

感染根管治療が必要になる症状

以下のような症状がある場合、感染根管の可能性があります。以前に根管治療をした歯を押すと鈍い痛みや違和感がある、歯茎にニキビのような小さな腫れ(フィステル)ができている、かつて根管治療を受けた歯が再び痛くなってきた、レントゲンや歯科用CTで根の先に黒い影が確認された、といった状態がある場合はご受診をお勧めします。自覚症状のないまま病変が進行することも多いため、定期健診での確認も大切です。

感染が起こる主な原因

感染根管が生じる主な原因として、初回の根管治療での感染除去が不完全だったケース、被せ物が劣化・脱落して細菌が侵入したケース、根管の形態が複雑で初回では到達できなかった部位があるケース、外傷による歯髄壊死、歯の破折による感染の再拡大などがあります。

感染根管と全身への影響

感染根管を放置すると、根の先の炎症が慢性化し、骨が徐々に溶ける「慢性根尖性歯周炎」へと移行します。長期間にわたって慢性的な感染源が口腔内に存在し続けることで、免疫力の低下している方や基礎疾患のある方では、全身状態へも影響を及ぼす可能性があるとされています。自覚症状が乏しくても、根尖病変はレントゲンや歯科用CTで確認できます。「以前治療した歯だから大丈夫」と思わず、定期健診で経過を確認することが大切です。

また、感染根管の治療を先延ばしにしていると、病変が広がって外科的処置(歯根端切除術)や最終的には抜歯が必要になることもあります。早期に発見・対処することが、歯を長く守るために非常に重要です。

保険診療と自費診療の違い

項目保険根管治療自費根管治療
費用保険適用(3割負担)別途費用が発生
防湿方法簡易防湿ラバーダム防湿
使用器具標準的な器具マイクロスコープ使用
根管充填材標準的な充填材バイオセラミック
1回の治療時間約30分約60〜90分

保険診療は国の定めた基準に準じた治療です。自費根管治療ではラバーダム防湿・マイクロスコープ・バイオセラミックなど、全工程でより精度の高い選択肢を用いることができます。どちらが適しているかは、歯の状態・患者様のご希望を踏まえてご提案します。

感染根管治療の流れと期間

診査・診断として歯科用CTとレントゲンで病変の範囲と根管の状態を確認します。局所麻酔後にラバーダム(自費の場合)を装着し、古い根管充填材を除去して根管内の感染組織を清掃・消毒します。次亜塩素酸ナトリウム・EDTA・オキシドールを用いて徹底的に洗浄し、水酸化カルシウムなどで仮封して根管環境を整えます。根管内が清潔な状態になったらバイオセラミックで根管充填を行い、クラウンで補強して完了です。治療期間は約3ヶ月が目安で、1回の治療時間は保険が約30分、自費が約60〜90分です。

よくある質問

治療済みの歯がなぜ再び感染するのですか?

根管内の細菌が完全に除去されていなかった場合や、被せ物の劣化・脱落によって細菌が侵入することが主な原因です。また、根管の形態が複雑で除去しきれなかった感染源が残っているケースもあります。

感染根管を放置するとどうなりますか?

炎症が周囲の骨にまで広がり、抜歯が必要になるリスクが高まります。また、感染が慢性化すると再治療がより難しくなることがあります。症状がなくても定期健診で確認することをお勧めします。

感染根管治療でも改善しない場合はどうなりますか?

通常の根管治療(非外科的処置)で改善しない場合は、外科的歯内療法(歯根端切除術)が次の選択肢となります。それでも改善が見込めない場合は抜歯・インプラント等の治療に移行します。