矯正歯科

矯正歯科とは

矯正歯科

歯科歯科治療とは、第一に歯並びを美しく揃えて上下の歯の咬み合わせをよくすることで、口もとの形をととのえると同時に、食物をよく咬めるようにすることを目的としています。 これに加えて、発音を明瞭にさせるとともに、虫歯や歯周病になるのを防ぎ、健康を一段と増進させようとするものです。

なぜ矯正治療が必要?

咬み合わせのバランスを大切にしましょう

治療前

治療後

歯並びが悪いと汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。進行した歯周病は糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの病を引き起こすと言われています。

歯並びにコンプレックスがあると、そのせいでコミュニケーションに障害が出てしまいます。これからの国際社会で活躍していくには美しい歯並びが必要になると思われます。

咬み合わせのバランスが悪くなることで、噛む力が均等にならなくなります。噛む力のバランスの崩れた状態で放置すると、歯を支えている歯ぐきや骨が崩壊していきます。

よくある質問

Q.いつごろから矯正治療を始めたら
よいでしょうか?

A.悪い歯並びや咬み合わせの状態は人によって異なるため、適正な治療開始時期も異なります。また、同じ年齢でも身長などの成長に個人差があるように、あごや歯列の発育にも個人差があります。そのため、気になる状態がございましたら早めにご来院頂き、相談されることをお勧めします。

Q.治療期間はどれぐらいかかりますか?

A.歯を移動させるために2年前後、綺麗に並んだ歯を安定させるのにも同じぐらいの期間がかかります。また成長期で顎の成長を誘導するような治療を行う場合は、歯を並べる準備段階として1~3年前後の期間が必要となる場合もあります。

Q.矯正治療は痛いと聞きましたが?

A.装置をいれたとき、装置を調整したときなどに、歯がすこし浮いたような感じや固いものがかみにくい感じがします。また、痛いと感じる場合もあります。その程度はさまざまで違和感や痛みを感じない人もいます。痛みの大きさや時間、その不快症状には個人差がありますが、通常2~4日程度でおさまる方が多いです。当院で使用している超弾性型ワイヤーにより、以前より痛みなどの不快症状は軽減されてきています。

Q.通院の頻度はどれぐらいですか?

A.歯を積極的に動かしている間は1ヶ月に1度程度の通院頻度です。歯を動かし終わって歯の安定を図る期間、歯の生え換わりやあごの成長の観察期間では3か月~1年に一度程度の通院頻度となることもあります。

Q.食事はしにくくなりますか?

A.基本的に今までどおり食事ができます。ただし、かたい物(おせんべいや氷の丸かじり)や粘着性のある物(ガムやキャラメル)などは、装置を壊したりする恐れがありますので注意が必要です。また、装置によっては食べ物が一時的に装置のまわりに詰まりやすくなる場合がありますので、歯磨きを丁寧に行うようにしましょう。

Q.歯を抜いて治療をしますか?

A.歯並びや咬み合わせ、また治療の目標によりますが、顎の大きさと歯の大きさのバランスがとれていない場合などは、歯を抜いて治療を行う場合もあります。

Q.成人でも矯正治療はできますか?

A.基本的には年齢による制限はありません。当院では、成人の方が治療をなさっている場合が多いほどです。ただし、虫歯や歯周病など、歯や歯の周りの組織が健康な状態でない場合は、矯正治療が受けられないことがあります。ご相談ください。

Q.費用はどれぐらいかかりますか?

A.治療方法、期間などにより異なりますが、当院では総額で70~100万円程度の場合が一般的です。

Q.矯正治療に保険はききますか?

A.一般的には保険がききません。ただし唇顎口蓋裂などの先天性疾患に起因する不正咬合や、顎の骨を切るような外科手術を併用して行う矯正治療などの場合は保険が適応される場合があります。ご相談ください。

Q.きれいになった歯ならびは一生そのままですか?

A.綺麗になった歯ならびを保つためには、その後のしっかりとしたメンテナンスが必要です。矯正装置で歯を動かし終わった段階では、歯が骨の中でまだ安定していません。そのため保定装置と呼ばれる装置を使用します。また、お口の周りの筋肉や軟組織とのバランスの変化、加齢に伴う歯の周りの組織の状態の変化などにより歯は動きます。それらのケアも含めしっかりとメンテナンスしていくことが大切です。